銀行で個人融資を受ける?事業資金を借りる?審査基準と通過のコツは!?

 

まず銀行融資というと、中小企業や個人事業主の方が事業資金を借りたいのか、一般の個人が生活費などを借りたいかの2つに分かれます。

 

両者を一緒くたにしてしまうと、それぞれの審査基準に誤解が生まれかねません。

 

そこで、ここでは「事業資金の銀行融資」と「個人の銀行融資」それぞれに分けて、審査について説明していきます。

 

銀行融資で事業資金を調達!審査ハードルは高い?

 

最初に銀行融資の中でも審査が厳しいとされる、事業資金の審査基準について説明します。

 

事業資金の調達こそ銀行融資!と思う方も少なくないかもしれませんが、昨今は貸金業者のビジネスローンでも借り入れは可能です。

 

ただ、ビジネスローンの金利は銀行の金利と比較すると高いです。

 

その分、貸金業者のビジネスローンは、多少の貸し倒れリスクは取ってくれるので、中小企業や個人事業主の方で審査通過の可能性が高めたい場合はオススメできます。

 

審査基準でいうと事業資金の銀行融資は審査ハードルが高めです。

 

その為、事業実績が浅かったり、収支があまり安定していない企業への融資には残念ながら積極的とは言えないでしょう。

 

また、銀行の審査は、事業資金のように高額融資となると特に、審査に時間がかかります。

 

 

すると、キャッシュフローに余裕がない中小企業などは、銀行審査を受けている間に運転資金に困る可能性も否めません。

 

銀行審査に時間がかかった挙句、審査に落ちてしまっていては事業資金融資の場合かなり困ります。

 

しかし、高額融資の場合は金利を少しでも低く借りたいというのが一番でしょうから、銀行審査を受けてみよう!という場合も少なくないでしょう。

 

事業資金の銀行審査を通過するコツは?

 

その際、少しでも銀行審査通過の可能性を上げるポイントとして、以下のような点が挙げられます。

 

事業資金の銀行審査ポイント
  • 事業計画書など必要書類は確実に用意
  • 希望融資額と資金用途は具体的にする
  • 税金の不払いがないようにする
  • 担保・保証人を用意する(保証協会の保証も可)
  • 銀行が融資したいタイミングを狙う

 

同じ銀行融資でも、個人融資と事業資金融資での大きな違いは、融資額の大きさに比例する審査の厳しさといえます。

 

銀行での個人融資の審査と同じような感覚で、事業資金の審査に臨むと痛い目に遭うといえるでしょう。

 

事業資金の銀行審査では、とにかく具体性と社会的信用が重要です。

 

その為、融資をしたとして、会社のどのようなところにお金を使うのか、その後の返済は収益でまかなえるのか、という事に関して事業計画書などの必要書類で証明する必要があります。

 

加えて、事業資金の銀行融資審査では、事業主本人もしくは担当者と銀行員で面談があり、そこで会社実態や事業についてプレゼンしなくてはなりません。

 

もし、事業計画や収支が分かる書類を提出できなかったり、面談の際に上手く融資を検討している理由などを伝えられないと、銀行は不信感を覚えますから審査に落ちてしまう可能性が否めません。

 

特に、希望額と融資金の資金用途に食い違いがあるような場合は、融資をしても返済されないのでは?と判断されやすいといえるでしょう。

 

融資金をどのように使い、会社もしくは事業でどれくらいの利益またはキャッシュフローの円滑化などが出来るか、といった具体性に欠くと審査通過が難しくなるので注意してください。

 

また、必要書類の中には税金の支払いに関してのものも含まれますが、税金を払っていないなどという事がある場合も、信用できないと審査で判断されます。

 

税金の不払いがバレないように収益に関する書類を改ざんする!というような事もやめてください。

 

融資額が大きい銀行融資は、やはり出来るだけ担保や保証人があった方が審査通過し易いです。

 

プロパー融資を受けるには、それなりの信用が銀行との間で築けている事が前提であり、なかなか難しいといえるでしょう。

 

基本的には、保証協会に保証料を払って、保証付き融資として借りるのが一般的です。

 

ここまで述べてきたポイントについて不安がない場合は、仕上げとしてなるべく銀行が融資をしたがっている時を狙うのがオススメです。

 

銀行自体にも属する銀行員にも、その時々のノルマがあるので「出来る限り融資件数や融資額を伸ばしたい!」というタイミングがあります。

 

その様に、貸し付け側である銀行が融資に積極的な時は、審査通過がし易くなるといえるでしょう。

 

例えば、銀行員の方がわざわざ会社などに赴いてローンやそれ以外の取引商品の話をする時が、融資がしたいタイミングといえます。

 

ちなみに、事業資金は借りる金額が高額である事や必要書類が多い、銀行員との面談がある、という事で、審査が完了し融資を受けるまでに時間がかかります。

 

もし、緊急で融資金が必要!という場合は、つなぎ融資を先に貸金業者のビジネスローンで借りておいた方が良いでしょう。

 

事業資金を借りる際の銀行審査の要点は、上述してきた通りです。

 

以降は個人の銀行融資の審査基準について説明していきます。

 

銀行から個人が融資を受ける時の審査は?

 

上述した事業資金の銀行審査に目を通して、「やっぱり銀行でお金を借りるのは難しいんだ…」と自信を失ってしまった方もいるかもしれません。

 

しかし、個人が銀行からカードローンなどで融資を受ける場合の審査は、上述してきたほど厳格ではないので安心してください。

 

とはいえ、銀行の個人融資なら審査が甘いというわけではないので、その点は誤解しないようにしましょう。

 

ネット上の情報では、時に「ブラックOK」や「審査が甘い」といった文言があったりしますが、信用しない方が良いです。

 

個人融資の銀行審査で重要なのは、ズバリ信用情報の状態と勤続・収入の安定性といえます。

 

特に信用情報に大きな問題があると、銀行審査通過は出来ません。

 

個人融資は信用情報が銀行審査の要!

 

信用情報とは、クレジットカードやローン契約などの信用取引の履歴全般が記録されている個人情報です。

 

信用情報機関というところで信用情報は保管されており、審査の際にはその情報が参考にされます。

 

もし、信用情報を審査で照会した時に銀行が「この人には貸せない」と判断すると、審査落ちになります。

 

では、どのような場合に信用情報に傷があり、銀行の審査で不利になるのか?というと以下の通りです。

 

審査に不利な信用情報の状態
  • カードローンやクレジットカードなどの返済遅延
  • 3ヶ月以上の返済滞納(延滞)
  • 複数ローンへの申し込み・多重契約
  • 債務整理など金融事故を起こした

 

一番わかりやすいというか、心当たりが付き易いものとしてカードローンやクレジットカードの返済・支払い遅れがあります。

 

もし、直近で返済遅延をしている場合は、銀行審査通過が難しいです。

 

ただ、1度だけ返済日を間違えていて、翌日には直ぐに返済した!というような場合であれば、それだけで審査落ちになることはありません。

 

しかし、1年の間に2回以上も返済遅れをしている場合は、信用の傷として銀行審査で問題視されるようになります。

 

また、既に3カ月以上のような長期間返済を滞納している場合は延滞となり、金融事故と同じくらい審査で印象が悪いです。

 

したがって、延滞にまでなってしまっている場合は、銀行審査に落ちる可能性がかなり高いといえるでしょう。

 

他にも、いくつも借入先がある多重債務が銀行審査で不利なことは、想定の範囲内かもしれません。

 

他社借入が複数ある場合は、1件でも完済してから銀行の審査に臨むことをオススメします。

 

もしくは、銀行でおまとめローンとして契約する事も検討してみましょう。

 

時に、実際に借入れ契約をしているだけでなく、申し込みの回数にも注意が必要です。

 

1カ月以内に3件以上のローン申し込みをすると、多重申し込みとなり申し込みブラックと審査でみなされる可能性が出てきます。

 

というのは、短期にいくつもローンを申し込んでいる事で、多重債務になる可能性が懸念されるからです。

 

ほぼ審査落ちが確実な場合として、債務整理や自己破産などの金融事故を起こし、信用情報に異動情報が記録されている場合が挙げられます。

 

信用情報に異動情報の履歴がある状態は、俗にいうブラックリスト入りの状態なので、銀行で審査に通過することはまずありません。

 

異動情報は、5〜10年経つ事でしか消えず、履歴があるうちは銀行融資は勿論、消費者金融などでの借り入れも厳しいです。

 

信用情報以外で銀行審査に落ちる原因とは?

 

基本的に上述した信用情報の問題がなければ、個人融資の銀行審査は通過できるでしょう。

 

しかし、信用情報以外にも、申し込み情報が原因で審査に落ちてしまう可能性があります。

 

というのも、申し込み情報は属性にあたり、信用情報と同じく審査でチェックされるポイントだからです。

 

では、申し込み時にどのような点に注意すると良いか?というと以下が挙げられます。

 

申し込み情報の注意点

  • 融資の希望額と収入とのバランス
  • 住所や連絡先の間違い
  • 勤務先に関する情報の間違い
  • 申し込みでの嘘

 

銀行融資といえど個人融資の場合は、原則、小口融資が主といえます。

 

特に銀行カードローンなどは、資金用途が自由である分、設定される限度額は大体低めです。

 

その為、自身の年収に見合わないような高額融資を希望してしまうと、審査で返済する意思があるのか疑われてしまう事があります。

 

銀行の個人融資で借りられる金額は、大体年収の2分の1程といわれているので、なるべくその範囲内の金額で申し込むのがオススメです。

 

また、意外と重要なのが自身の住所や携帯電話などの連絡先といった情報の正確性です。

 

というのは、銀行が一番困るのは、融資後に顧客が返済不能になり、且つ所在が分からず連絡がつかなくなる事だからといえます。

 

したがって、申し込み時の住所や連絡先が間違っているだけで、信用情報は問題がないのに審査に落ちてしまう可能性がゼロではありません。

 

契約手続きの上で、電話による本人確認や契約書類とローンカードの郵送などもあるので、連絡先や住所が間違っていると契約締結も出来なくなってしまうので注意しましょう。

 

加えて、勤務先に関する情報も、同じく在所や電話番号を間違えないようにしてください。

 

勿論、自身が会社に勤めている勤続年数や年収なども、ある程度正確な情報で申し込んだ方が良いです。

 

そして、例え年収が低かったり、非正規雇用だったりするからといって、申し込み情報で嘘を付かないようにしましょう。

 

審査をする側もこれまでに様々な情報の精査をしてきているので、嘘を付いてもバレてしまいます。

 

審査の際に、申し込みの嘘がバレた時点で融資が受けられる可能性はゼロになり、下手をすると社内ブラックになり2度と同じ銀行では借りられなくなる事もあります。

 

信用情報の状態には心当たりがないのに、銀行の個人融資審査に落ちてしまった場合は、申し込みの時に何かマズい事をしなかったか考えてみてください。